ヒジノワとは

ヒジノワのはじまり 土祭

ヒジノワcafe&spaceは、2009年に益子町で開催されたアートイベントの祭「Earth Art Festa 土祭(ひじさい)」がきっかけとなって、益子町の旧市街地に誕生しました。

ヒジノワ東側の壁面に設置された土祭のビルボード

土祭で現代アートの会場になったのは、長年空き家になっていた築100年の民家。展示する作家や役場の職員、住民たちがボランティアで改修に参加し、リノベーションによって展示会場を作り上げました。

ヒジノワ改修風景

土祭2009の終了後「また空き家にするのはもったいない、みんなが集える拠点として活用しよう」と改修に関わった有志が「ヒジノワ」を立ち上げ、ボランティアで運営しています。

ヒジノワ改修当時の営業風景

個人の活動発信の場

ヒジノワcafe&spaceは、陶芸、工芸、美術、農業、表現活動など、ものづくりを続けている人も、始めたばかりの⼈も、発表と販売の場として、個展やグループ展、ライブ、寄席などにご活用いただけます。

また「発表の場」としてだけではなく、ワークショップ、勉強会、映画上映会、講演会、料理理教室やノートPCや書類を持ち込んでのコワーキングスペース等など、自由な発想でご利用いただけます。

ぬのといと展

ミュージシャンのプロモーション映像の撮影

映画上映会

ヒジノワ ボードゲームカフェ

ヒジノワは、平成31(2018)年度に「コワーキングスペースによるさらなるコミュニティの広がりを創出する事業」として2階の改修工事を実施し、関連事業として1階の防音工事を実施しました。

改修中の外観

改修中の内観(1階)

その結果、以前は倉庫として利用していた2階は2区画のシェアオフィスに、カフェ・フリースペースとしていた1階はコワーキングスペースとしての機能を追加し、ノマドワーク利用もできるようになりました。これにより期待する効果は、これまでのカフェやスペースの利用者、ヒジノワメンバーに加え、シェアオフィス入居者、コワーキング利用者による、アイデアや情報を交換する機会の拡充により、個々人のスモールビジネスや地域創生活動への相乗効果を生むことにあります。

改修後、シェアオフィスとなった2階

建物の利用形態の変化に伴いより広く関わりやすくなったヒジノワに集う個人を結びつけ、新しい働き方と地域への関わりを実践することで、持続可能なコミュニティとして発展するとともに、地域や社会の課題解決や、地域資源を学ぶ機会を創出する拠点となることを目指し、地域間交流事業を展開しています。

農村歌舞伎舞台継承の地域間交流での一幕。益子町松本地区と栃木市西方地区で、それぞれに農村歌舞伎を復活させた地域住民同士、舞台継承の苦労と祭にかける情熱を分かち合いました。

「種と縄文」をテーマに、縄文人の自然との共生に重点を置いた暮らしぶりから学ぶ機会をヒジノワが核になり企画。写真は、改装されたヒジノワ2階シェアオフィスに入居された、環境デザイナーの廣瀬俊介氏によるレクチャー・お話会のもよう。他にも縄文土器などの展示やワークショップを実施した。

地域の歴史・風土を掘り起こし、価値付けを行いながら選定したテーマのもと、スタディツアーや展示、ワークショップなど、住民が参加して交流しながら楽しく学べるプログラムを実施します。また、その過程や成果を当WEBサイトに記録し、公開を行います。