ヒジノワの運営について

ヒジノワの運営は、ヒジノワに集う有志のボランティアによって行われております。(町などの地方公共団体その他からの補助・助成は一切受けておりません。)

カフェ出店者の売上手数料や、スペースレンタルの利用料収入を原資として、ヒジノワの建物所有者(オーナーさん)への家賃の支払いや駐車場の利用料、公共料金の支払いなどに充てる事により、2010年7月10日より、運営を続けてまいりました。

ヒジノワの利用料金について

「なんで、そんなに安いの?安すぎない?」

これは、ヒジノワの利用料について、利用者の皆さんから、よく投げかけられる言葉の一つです。ヒジノワの利用料金の安さの秘密は、有志ボランティアによる運営と、利用者の皆さんへ「気軽に利用してもらいたい!」という想いから実現しています。

利用者からのメッセージ

2009年の立ち上げの時期からヒジノワに関わって、もう13年!
私たちは、NPO法人でも行政のサポートを継続的に受けているわけでもなく、自由意志と信頼関係で成り立つ、個々人の繋がりの「ヒジノワ」です。

運営メンバーでありながら、私が一番、トークイベントや映画上映やワークショップなどでヒジノワを利用している気がします。ひととひとが出会って、繋がって、何かが生まれて、また、そこで新しいきっかけが生まれています。

その積み重ねの幸せな連鎖の中で、「関わり合い」を楽しみ、「関わり合い」を学び、年月を重ねてきました。カフェの利用でも、コワーキング利用でも、ちょっとイベントをやってみよっか!でも、展示をしてみようかな、でも、どうぞお気軽に。

一緒にヒジノワを育てていきましょう。

簑田さん
ヒジノワ運営メンバー

 

日替わりでカフェ出店者が変わったり、改装して入口増えたり、進化するコミュニティカフェですよ。益子観光では作戦会議の場として、どんどんご利用下さいませ。

谷島さん(茨城県石岡市 陶芸家)
陶器市マーケットでヒジノワに出店

 

cafe出店をしています風のみちです。はじめは試行錯誤でしたが少しずつ来てくださる方も増え毎回作る楽しみを感じています。また益子に来ます!という声をいただけるのも嬉しいです。

益子にはあらゆる分野で活躍されてる方が多くいらっしゃいます。ヒジノワに参加したことで皆さんと知り会うきっかけとなったり陶器市や土祭などのプロジェクトを通じて益子のことをより知ることができたのも有意義な経験です。

ヒジノワはこの先も町内外の方々が気軽に立ち寄れて交流できる町の縁側のような場所であってほしいと思います。

風のみち 藤坂さん
ヒジノワにカフェ出店

 

陶器と縫い物を生業にしている船越です。
ヒジノワに参加させて頂き4年目になります。以前はヒジノワは敷居が高く遠巻きに眺めていました。

が、一歩なかに入れて頂くと皆さんとても温かく心のひろい近しい人たちでした。ヒジノワは陶器市やカフェ、イベント等だけでなく、人生の先輩方、子育て中の方、若い方々…年代や分野の垣根を越えて互いに学び協力し知恵を出して各々の立ち位置で集まれる場所です。

「ヒジノワ」はとても大切な私たちの「居場所」です。

船越さんご夫妻(益子町)
陶器市マーケットでヒジノワにご出店

 

建物の維持について

ヒジノワの建物は築100年を優に超える元・民家です。2011年の東日本大震災や昨今過激化する気象現象を受けとめてきた結果、建物の損耗も激しくなってきています。

2021年夏のゲリラ豪雨の際には、ついに大規模な雨漏りが発生しました。

大工さんが屋根に登って屋根の状態を見てくださったところ、屋根の修繕が必要であり、その修繕費用が高額にのぼる事を建物のオーナーさんとも共有。

ヒジノワとしても、利用者さんの立場を鑑みながら、屋根の修繕費を踏まえて2022年の4月より一部スペースの利用料金について、値上げを実施致しました。

値上げになってしまったことはとても悲しい事ですが、建物維持の為、ご理解いただきたく思います。

共同代表よりメッセージ

2019年より共同代表を務めております、大塚です。

私のヒジノワとの関わりは、2018年の夏にスペース利用者として、イベント「ボードゲームカフェ」を実施したのがはじまりでした。

ボードゲームは私の趣味の一つで、ボードゲームの面白さをまだ知らない人に味わってもらいたい!との想いで計画し、イベントを実施する会場の候補の一つがヒジノワでした。

ヒジノワは他のレンタルスペースとは違い、キッチンがあり、また空間としても、しっかりしたお店のような雰囲気があったので、ヒジノワでの実施を決め、飲食をやっている友人に手伝ってもらい「ボードゲームができるカフェ」という形で実施しました。

イベントに参加して下さった方々は口々に「楽しかった」とおっしゃって下さった事、イベントの時間が終わっても、みなさんなかなか帰らず、コーヒーなどを飲みながら参加者同志で談笑していた姿が印象的でした。

それから、ひょんな形で共同代表となってからは、スペースの利用者さんがそれぞれに、この建物・空間の雰囲気の中で自身の「やりたい!」を実現され、楽しんでいる姿を見てきましたし、それぞれに別の生業を持っていたりする事も多くありました。様々な人に出会えることもまた、ヒジノワの良さの一つであると感じました。

こうした経験からいえる事は、ヒジノワは単なるイベント利用のための箱というだけではなく、人と人とが出会える場でもあるという事です。

これまでも、そしてこれからも皆さん一人ひとりの「やってみよう」を気軽に実現できる場、集まれる場、出会える場として、建物・空間を維持していければと思っています。

寄付のお願い

上述のとおり、ヒジノワはボランティアで運営しております。この度の屋根改修工事をはじめ、設備の維持・管理の為、下記ボタンより、ご寄付いただけましたら幸いです。