「縄文どんぐり遠足」事前調査

2019年9月29日(日)、11月に計画している縄文人が利用した植物の分布をたどるフィールドワーク「縄文どんぐり遠足」の企画を練るための事前調査を実施しました。

山居台遺跡の現状と、付近にある “どんぐり”の木を調べました。環境デザイナーの廣瀬俊介さんの案内で、水田の溜池として利用されている素掘りの池の周辺からには、トチノキ、オニグルミ、ヌルデ、クヌギ、コナラ、ハンノキ、クリ等の木の実をつける木々が歩いて移動できる範囲内で確認できました。

縄文時代にどの木の実が活用されていたかはわかりかねますが、子どもから大人まで参加できて“使えそうな木の実”を探しながら“どんなふうに生息していたか”“どう使われていたか”想像しながら歩くのはとても楽しみのある学びだと感じました。

一方で、山居台遺跡周辺は見晴らしの良い気持ちの良い高台なのですが、ここ2,3年の間に耕作されない畑が増えて、急激に足場が悪くなり、山歩きに慣れた事前調査班は通れても、一般参加者とともに歩ける場所が限られることがわかりました。この日は近隣の山城も案内していただき、周辺の遺跡や地形も確認して歩きました。