クリエイターズファイル

冨山麻由子/TOMIYAMA MAYUKO

真岡市在住/東京都多摩市出身
多摩美術大学絵画科油画専攻卒。職業訓練校で和裁と着付けを学んだ後、2002年益子へ。墨の津守順さんに師事。2005年に独立。ろうけつ染めで額絵や帯、タペストリーなどを制作している。作品取扱店:衣装絵師らくや(銀座)、わかやぎ(横浜)、スターネット(シルクスクリーンによるポストカード)など

よく知ること。丁寧に関わること

染絵 和服の世界に興味を持ち、着付けを習ったことをきっかけに染絵の創作へ。
だからと言って、和の世界にこだわるつもりもなく、
むしろ、インドやインドネシアなどのテイストや創作の手法に惹かれる。
モチーフにするのは、自分の周囲を取りまくもの。
見つめていると。それらはグニャグニャと動き始めて境界がなくなり絡み合う。
そこに描きたいものがある気がする。
人や自然や、自分を取りまくさまざまなものを、もっともっとよく知りたい。
そして、創作していくなかで、自分がその一部であることを感じたいのだと思う。

これからのこと

80歳代のおばあちゃんたちとお茶を飲んで話すことが多い。
昔の暮らしの知恵や、まだ益子の川岸がコンクリートで固められていない時代の風景や・・・。
おばあちゃん達の話に興味は尽きない。
地元に根を張って暮らしてきた人たちに、
スポットをあてて大切にしていけるような何かを、
ヒジノワでも生み出していければ、きっと楽しい。
染絵2